藍色工房ストーリー

藍茶を作ろうプロジェクト

藍実とブレンドする阿波晩茶を求めて!! (2004.11)

山11月某日、夫と私の両親が良質の阿波晩茶を求めて徳島県勝浦郡上勝町に出かけました。(わけあって、私は自宅待機。)
以下のリポートは、夫と両親からの聞き書きです。

上勝町に訪ねたのは、父の知人から紹介していただいた阿波晩茶の生産者、中田 清さんです。阿波晩茶の由来から作り方などを、丁寧に教えてくださいました。

「このお茶を、何か加工して売るのですか?」

と質問され、夫が藍の実を炒ってブレンドするつもりであることを伝えると、

「それは、おもしろそうですね!!」

と身を乗り出して、中田さんが子どもの頃には、魚にあたって食中毒になったときなどに藍の実を煎じて飲んだりしていたことを教えてくださいました。

そして、もしかしたら役に立つかもしれないと、ダンボールの箱いっぱいに詰められた小さな木の枝を見せてくださいました。
昔はお風呂を焚く薪にしていたと言うその小枝は、とてもいい香りを放つ阿波晩茶の小枝でした。お茶の葉と一緒に漬け込んでから葉と分けているのだそうです。
全国に出荷している商品には葉だけを入れているそうですが、茎にもしっかりと味と香りがあって、地元ではお茶として販売されているところがあるようです。
そういえば、「かりがね茶」ってありますよね。これは言わば、阿波晩茶のかりがね茶というところでしょうか。

今度は夫と両親が身を乗り出して箱の中を覗き込んでいると、中田さんがおもむろに大きなビニール袋にガッサガッサとその小枝を詰め込んで、渡してくださいました。
商品開発にどんどん使ってみてくださいとのことでした。(一同小躍り!!)
更に、ホームページの資料用にと、阿波晩茶を作るそれぞれの作業の写真まで貸してくださいました。
(阿波晩茶の紹介ページでご覧いただけます!!中田さん、本当にありがとうございました!!)

3人が丁寧にお礼を述べて、満面の笑顔で帰路についたのはいうまでもありません。

帰宅後、早速「阿波晩茶のかりがね茶」を淹れてみました。
二つまみのお茶をお茶パックに入れて急須の中に置いたら、沸騰したお湯を上から注ぎます。勢いよく立ち上る湯気と一緒に、お茶の香りがふわっと拡がって・・・いい香り!!確かに、葉のお茶と変わらないくらいに爽やかな香りがすっと立ってくるのが分かります。
さて、そのお味は・・・?・・・・・・・・・おいしいです・・・・・・・・・・・・・・・なんだか、葉のお茶より少し柔らかい味わいで、優しい感じがします。炒った藍の実の香ばしさと相性がとても良さそう!!やったーーーーー!!!

数日後、ホームページ用にお借りした写真を、お礼のお手紙と「藍のしずくシリーズ」の「ふたえ」と一緒に郵送しました。次の日には、中田さんからお電話をいただきました。

「静岡で開かれていたお茶の博覧会で、緑茶と蓮の実をブレンドしたお茶を飲みましたが、とてもいい香りで良かったですよ。藍の実のお茶も、とても良いアイディアだと思います。ぜひ頑張ってくださいね!!」

「はい!!丁寧に開発していきます!!」

中田さんってなんて良い人なんだろう・・・。素敵なご縁への感謝の気持ちを胸に抱きつつ、「藍実茶を作ろうプロジェクト」は一歩前進。こうなったら、早く藍の実をブレンドしたい!!

「ちょっと待ってね〜、今まだ藍の花が盛りで実は取れないからね〜。」

母ののんびりした声が電話の向こうから聞こえてきます。あ、そっか〜〜〜。

次回のご報告は、藍の実の収穫になりそうです。乞うご期待!!

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