店長のキッチン

店長のコラム

タオル物語 その1〜正藍染めウォッシュタオル誕生編(2007.6.7)

すばらしいタオルとの出会い
藍染めウォッシュタオル

小さな石けんにさまざまなこだわりと想いをこめて作り続けている藍色工房に新しい出会いをもたらしてくれたのは、岡山県の恩人さん。

「石けんととても相性の良いタオルがございます!!」

と、勢いよく電話がかかってきてからの数日後、高松駅のカフェでその「タオル」と「タオルを作っている方」と「恩人さん」を交えての「お見合い」が実現いたしました。

初めて手に取る生成りのそのタオルは、織り目が今までに見たことがないほど緩く、手にかけてかざすと向こうの景色が透けて見える繊細なものでした。
手触りはシャリシャリとして、さわやかな感じ。
一目で「どんな使い心地なのか試してみたい…!!」と夢中になりました。

「工房 織座」の武田さん

わざわざ高松までいらして下さったのは、愛媛県今治市の「工房 織座」の武田さんと大澤さんです。
お風呂場で使用するタオルに「和紙の糸」を使うという大胆な発想をされる方々だから、どんなに奇抜なことを考えていらっしゃるのだろうと思いましたが、お話をうかがっているうちにそんな気持ちは消えていました。

お二人が大切にされているのは、素材が持っている個性をいかに引き出すか。
そして、人の感性に響く織物をひたすら探究し続けること。

見本にと手渡してくださる織物の数々は、どれもすっと手のひらになじみ、空気や体温を優しく包み込んでくれるような軽くて柔らかい風合いのものばかり。
素材の個性を引き出すために、「糸」に強いストレスをかけずにゆっくりと織っているのだそうです。

「藍で染めさせてください!」〜私のラブコール

織物のフリンジも一つ一つ手で撚っているというのだから、感動しました。
(実際、自宅に戻ってそのタオルを手に取りまじまじと眺めているうちに、涙がこぼれました。
素材を大切にモノづくりをされているお二人の心に、本当に感動したんです…!!)

「使用感と染め上がりを試させてください!!」
ということで、生成りのウォッシュタオルを工房に持ち帰りました。

藍染めウォッシュタオル

藍染めウォッシュタオル

吉田農園の染め場に送り、藍染めの試作をしましたら…何の苦労もなく染めあがりました。
天然の素材だけで織ってあるので色素が入りやすいことと、織り目が緩いので色素が空気中の酸素と結合しやすく、しっかり色が出るのです。
生成りの時とは趣の違ったものになりました。
生成りのときはナチュラルで軽やかな雰囲気でしたが、藍色に染まるとどっしりと落ち着きのある風貌に変身しました。
お湯にぬらすと色に深みとつやが出て、高級感が漂います。
けんろう度の検査の結果「じゅうぶん商品化できますよ。」との評価をいただき、スタッフそろって小躍りしました☆

石けんとの相性

染めあがったウォッシュタオルを工房のスタッフで奪い合うようにして(笑)分け合って、さっそく使用感のテストです。

お湯にぬれると乾いている時より柔らかくなって、思っていたより肌への当たりが優しい感じがしました。
適度に汚れが落ちていくという感じです。
それより何より…石けんの泡立ちがいつもより格段に良いのに驚きました!!
いつもと同じように石けんを軽くタオルに当てて、タオルにまんべんなく石けんをいきわたらせるように軽くもみ込んでいるうちに、モコモコと泡が立ち始めたのです。

藍色工房の手作り石けんは発泡剤を使用していないため、市販の石けんより泡立ちが控えめです。
植物油の中の洗浄成分をいかしているので、泡が立たないからと言って洗浄力が弱いというわけではないのですが、やっぱり泡が立った方が絶対に楽しいですよね。
いろいろと、レシピの試行錯誤を繰り返してはいたのですが…こんな解決法があったとは。

「強さ」も持ち合わせたこのタオル

いいこと尽くしのこのタオル。
あとは強度だけが問題です。
使い続けること約4か月…破れるどころか、「ほつれ」さえ現れません。
「和紙の糸」と聞くと溶けてしまいそうなイメージですが、思っているよりずっと丈夫です。

スタッフの満場一致で商品化に至ったのは言うまでもありません。

商品化へと実現

素材・色合い・使用感・強度、どれをとっても自信を持っておススメできる商品がラインナップに加わりました。
素晴らしい人と技と素材との出会いに感動しながら、新しい商品をお届けすることができるって、とっても嬉しいです。

さて…このタオルの素晴らしさを体験しながら、私の欲望は高まって行きました…
「工房 織座さんに見学に行きたい…!!」
もっとお話しを聞きたくて、素敵なタオルが生まれる工房をこの目で見てみたくって、武田さんにお電話しました。
「いつでもどうぞ♪」
と言って下さったので、お言葉に甘えることにいたしました。
次回は今治のタオル工房の底力を、私が感じたままにお伝えいたします。
乞うご期待☆

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