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藍色工房の藍農園

〜阿波旧麻植郡山川町 種穂神社氏子謹製〜

良い藍は、徳島で育つ。
だから、藍色工房の藍農園は徳島にあります。
旧麻植郡にただ一軒残された、古の藍産地最後の藍農家です。

種穂神社


神代の昔に天照大神に仕え、朝廷祭祀を取り仕切り、儀式に必要な道具を作った「忌部(いんべ)氏」が拠点としていたのが私たちの農園のある山川町です。
(現在も、天皇陛下が即位される折に儀式に使用される「あらたえ」という衣を献上するお役目を担っている一族です。)


忌部氏の中でも阿波で活躍した阿波忌部の始祖「天日鷲命(あめのひわしのみこと)」が降臨した場所として伝えられている種穂(たなぼ)神社が今でも守られています。
忌部氏はこの山川町で育てた麻で布を織り、その布を染めるために藍の栽培と染色を始めました。
産業として藍の栽培が阿波で初めて取り組まれた土地で、種穂神社の氏子として藍の農園を営んでいます。

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吉野川全景


農園のすぐ近くには、四国で最も大きな河川の「吉野川」が流れています。
年に一度必ず氾濫し、栄養豊かな土を更新する役割を果たしていました。
そのため、連作が難しいと言われる藍を毎年育てても、質の良いものを作り続けることができたのです。


藍色工房の農園の近くにはその年の氾濫の具合をあらかじめ予測するための『計り石(はかりいし)』と呼ばれる石が1000年以上も前から残されています。
藍色工房の農園では、この吉野川の伏流水で大切に藍を栽培しています。

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藍農園8代目


藍色工房の藍農園を守るのは、店主の実の両親です。
家族がここに住まいを持つようになって、父で8代目になります。


子供や動物に好かれる天真爛漫な父と、疑問を感じたらとことん追究する研究熱心な母が主体となって農園を運営しています。
昔から変わらないのどかな景色とのどかな人々に囲まれて、のびのびと藍を育てています。

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藍の栽培風景


春になると、藍の小さな種を蒔き、苗建てをします。
自分たちで育てた苗を畑に定植し、真夏に大人の腰の高さくらいまでに育った株から元気な葉を収穫し、秋に素朴な花を咲かせて、冬は大事に種を保管します。


吉野川の伏流水で水やりを行い、無農薬で栽培していますので、藍が本来持っている生命力を十分に発揮しながら育っています。

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染め場風景


収穫した藍から元気いっぱいのエキスをその場ですぐに抽出しています。
新鮮な葉を新鮮なうちに加工することで、良質なエキスを採取することができます。
そのエキスを配合して、手作り石鹸を作ります。


また、小さな染め場を構えて、化学薬品も合成染料も使わない昔ながらの「灰汁発酵建(あくはっこうだて)」で、毎日ゆっくり藍染めを行っています。
時代を超えて、日本人が愛してきた懐かしい「藍色」を大切に伝えていきたいという思いでお届けしています。
藍色工房の藍染め雑貨は、全てこの染め場で手作業で染め上げたものです。

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藍の研究


農園で育てた元気な葉を用いて、研究機関と共同で藍の機能性の研究を行っています。
民間伝承の域で立ち止まっていた藍の薬効にさらなる裏付けを行い、応用の幅を広げていきたいと考えています。
また、藍の染め方についても様々な情報を収集しています。

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忌部藍の復興


藍産業の発祥の地の山川町に残された藍農家は、私たち1軒だけとなってしまいました。
ご先祖様たちから引き継いだ土地と知恵で、できる限り皆さんに喜んでいただけるもの作りを続けよう、そして、できることなら素敵な仲間を増やしていきたいと考えています。


こんな素晴らしい素材の「藍」を残してくれた全ての人々に感謝の気持ちをこめて、忌部の里で育てる藍を「忌部藍」と名付け、素直に正直にお届けしてまいります。


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